これまで、ロードバイクを自立させて撮影するのに、特にスタンドは使わず、現地の柵や木などに立てかけたり、現地にある石やブロックの段差を利用して、ペダルで立たせたりしていました。現地にペダルを置く適当な物が無ければ、ヘルメットで支える方法もありますが、ヘルメットに余計な力をかけるのが嫌なので、ライド中に、すばらしい景色に遭遇したとしても、バイクを自立させての撮影はできませんでした。
プロのカメラマンが、ロードバイクが自立しているような写真を撮る場合、透明のアクリル棒でバイクを立たせているのは知っていたので、ウェブを検索すると、撮影用のスタンドを自作されている事例がたくさんありました。検索事例を参考に、とりあえずホームセンターで直径10mmの透明アクリル棒と足用のキャップを買ってきました。
ロードバイクCANNONDALE SUPERSIXの場合、FSAの左側クランクのセンターのボルト部分に、10mmのアクリル棒が、ちょうどはまって支えられそうだったので、アクリル棒を現物合わせで、のこぎりで適当な長さにカットして、ガスコンロで熱を加えて曲げ加工して完成です。バイクを立たせてみたところ、強風だと不安定ですが、風が無ければ安定して自立しているので、撮影時だけなら十分使用可能です。
このスタンドだけでは、バイクが不安定な場合は、マジックテープでブレーキレバーとハンドルを巻き付けて、ブレーキを利かせた状態にして、ホイールが動かないようにすると安定します。
マウンテンバイクCANNONDALE FLASH 29ERのクランクもFSAなので、このスタンドで立たせることができました。SHIMANOやSRAMのマウンテンバイク用のクランクは、ボルトの径が違うので、10mmのアクリル棒が入らず、同じ方法では支えられませんでした。アクリル棒が残っているので、別の方法を検討中です。